
ピアノは最初は新鮮で楽しいものですが、途中で挫折したり、モチベーションを失ったりする生徒さんも少なくありません。では、どのようにして長く楽しみながら続け、初心者から中級者へとステップアップできるのでしょうか?今回はそのためのコツをご紹介します。
1. 小さな目標を設定する
ピアノの習得は長期戦です。一気に難易度を上げず、小さな達成可能な目標を設定しましょう。例えば、「今月はこの曲を最後まで弾けるようにする」、「このフレーズを正確に弾けるようになる」など具体的な目標を立て、成功体験を積み重ねていきます。小さな目標をクリアしていくことで、自信がつき、次の目標へ進む意欲が自然と湧いてきます。
2. 弾きたい曲を積極的に取り入れる
ピアノの練習において、自分が興味や関心を持てる曲を取り入れることはとても重要です。当教室では、練習曲や基礎練習だけでなく、子供たちが自ら楽しんで弾けるような曲集を取り入れています。また、年に1~2回、生徒さんが自分で選んだ好きな曲をレッスンする機会を設けています。好きなアニメの主題歌や、流行のポップスなど、自分が選んだ曲を弾く喜びは、長く続けるための大きなエネルギーになります。好きな曲に取り組むことで、楽しみながら自然に技術や表現力が身に付いていきます。
3. 習慣化を意識する
ピアノ練習を日常の一部に組み込むことが重要です。当教室では、ピアノレッスンを始めた初期段階から子供たちが毎日練習できるようにしっかりサポートしています。最初は短い時間でも構わないので、毎日ピアノに触れる習慣を作りましょう。その結果、今では生徒さん全員が毎日練習する習慣を身につけています。習慣化ができると、練習を始めるハードルが大きく下がり、自然とピアノが生活の一部となります。
4. 定期的に発表の場を設ける
発表会やミニコンサートなど、人前で弾く機会を持つことが上達への近道です。当教室では、ピティナピアノステップやコンクールへの積極的なサポートを行っています。また、レッスンで上手く弾けた生徒さんの演奏をSNSにアップすることで、生徒さんのモチベーション向上を図っています。人前で演奏する経験は、練習の目的を明確にし、練習への意欲を高める大切な機会となります。さらに、他の生徒さんの演奏を聞くことで、自分も頑張ろうという気持ちになります。
5. 成長を記録する
自分の演奏を録音したり、動画を撮影してみましょう。定期的に振り返ることで、自分の成長を実感することができます。「前より上手になった」という実感は、自信にもつながります。また、定期的に記録を取ることで、どの部分が苦手でどの部分が得意かを把握し、効果的な練習法を見つけることもできます。
6. 親御さんのサポートが重要
ピアノ学習を長く続けるには、親御さんのサポートも不可欠です。日々の練習に関心を持ち、子供が練習に取り組みやすい環境を整えたり、励ましたりしてあげましょう。練習をする時間を一緒に決めたり、練習中の様子を見守ったりすることでも十分です。親御さんが練習に関心を持つことで、子供もピアノに対する意欲を高め、より充実したレッスンが可能になります。
まとめ
ピアノを長く続けるためには、自分自身を上手にコントロールし、楽しみながら取り組むことが大切です。これらのコツを実践して、初心者から一歩進んだ中級者へのステップを確実に踏んでいきましょう。音楽を通して豊かな人生を送るためにも、ぜひ楽しく続けていきましょう。