リトミックとは?

日本では、幼児の早期教育をリトミックと呼んでいたり、単に音楽に合わせて体を動かすことをリトミックと呼ばれることがありますが、実はリトミックは、20世紀初頭にスイスの作曲家エミール・ジャック=ダルクローズが開発した、子供の脳の発達に関する深い理解と化学的アプローチに基づいた考慮した非常に奥深い教育法です。ダルクローズは、音楽と運動が脳の発達に与える影響に焦点を当て、その独自の方法論を構築しました。彼は、音楽や身体の動きが視覚、聴覚、運動、認知などの様々な領域を同時に刺激し、脳の発達にポジティブな影響を与えると考えました。

彼は、ジュネーヴの音楽院で和声学とソルフェージュを教えていた時に、学生たちが今後のより高度な音楽訓練のために身に付けておくべき各種の音楽能力を、訓練の早い段階で身に付けさせるべきであるということに気づきました。そして、楽器演奏などの技能訓練の前に、自分が奏でている音を聴く力や音を想像する力が養われているべきであると考えたのです。訓練の早い段階とは、「身体と脳が並行して発達していて、絶え間なく印象や感覚を互いに伝え合っている」時期であり、この時期に、音楽に対する感受性やリズムに対する感覚を研ぎ澄ます体験を十分に積んでおくことが、後の音楽学習の基礎として重要であることを主張しています。

彼が考えるリトミックとは、その教育法の全体をリトミックと考える場合と、全身を使って音楽を動きで表現するリトミック、音楽を聴く耳を育てるソルフェージュ、ピアノによる音楽的思考を表現する即興演奏という3つの柱のうちの基礎の部分、つまりピアノに合わせて動いたり、身体表現などを通したリズム運動などと呼ばれている学習をリトミックと呼ぶ場合があり、多くの音楽教室では後者の使われ方が主流となっているようです。

しかし本来、彼が考えるリトミックとは前者を指し、リトミック、ソルフェージュ、即興演奏の組み合わせ、音楽の諸要素を体験する事を教育法の原点に置き、音楽理解を深め、動きによって得た筋肉感覚を生かし、その積み重ねにより自己を開放し、磨かれた感性をもとに、自己音楽表現を可能にする事がこの教育法の目的となっています。

リトミックの活動は、子供たちが自発的に音楽に反応し、身体を動かすことで、神経細胞の結合を促進し、脳の発達を支援します。また、リトミックは基礎的な運動能力も高め、音楽に対する感受性を高め、自己を表現するための基盤を築くのに役立ちます。

このように、リトミックは単なる楽しい遊びや音楽体験にとどまらず、科学的な根拠に基づいた、子供の発達を促進する重要な教育法なのです。

当教室の英語リトミック 7つの効果

リトミックは、生のピアノで、自然とリズム感や音感、音楽を聴く能力が身に尽きます。

当教室の英語リトミックは、プライベートレッスン(2歳~)、少人数制グループレッスン(3歳~)を提供しています。また、幼稚園や公民館等での5名以上の出張グループレッスンも行っております。ご興味のある方はお問い合わせください。レッスンは全て英語または日本語で、または両言語をミックスして行います。

当教室のリトミックを受講することで、以下のような7つの効果が得られます:

リズム感と音楽表現の習得:音楽に合わせて体を動かすことを通して、歌や楽器の演奏に必要なリズム感が養えます。音楽の雰囲気を体全体で表現することによって、表現力も養えるので、音楽的感度が高まります。

② 集中力、記憶力、判断力の向上: 様々なタイプの音楽に即時反応を促すことによって、集中力が高まります。音楽と動きのパターンを覚えることで記憶力を高め、判断力を養うことにつながります。

➂ 指先と基礎体力:ピアノや他の楽器の演奏に必要な指先や全身を鍛え、ボールやスティックなどの道具を使うことによって、で身体能力が向上します。

感情と身体のコントロール:音楽やリズムに合わせて動くことで、感情や身体をコントロールすることを学びます。

⑤ 歌の上達: 海外でも日本でもよく知られている歌を歌うことで、音程感や歌の表現力を養います。

⑥ 語彙力アップ:レッスンで必要な英語や日本語、日常生活でよく使われる簡単な単語を学びます。

⑦ 親子のコミュニケーションになる!:リトミックは親子で一緒に楽しめる活動です。音楽やリズムに合わせて一緒に体を動かすことで、親子のコミュニケーションが深まります。

4歳のお子さんが4カ月で英語の歌が歌えるようになった例

【動画リンク】4歳の生徒さんが英語で「チューリップ」を歌います

英語小グループリトミックレッスン(3~6歳対象)

ひよこリトミックレッスンひよこ

1グループ最大3名までの小グループレッスンですので、お子さん一人一人に目を配ることができます。そのため、お子さんの進歩やニーズに合わせた指導が可能になり、お子さんはより早く進歩し、自信をつけることができるようになります。小学校上がる前のお子さんは、まだ指が弱い為、ピアノだけのレッスンよりも、ピアノを弾く土台となるリズムや歌など、音感を養うレッスンが最適です。また、仲間も一緒なので、レッスン中は退屈することなく、楽しくレッスンが受けられます。

英語でのレッスンの場合は、英語で歌を歌ったり、リズムととりながら音楽に親しんで頂き、英語の学習は海外で子供達が使うテキストを使い、絵を書いたり、色を塗ったりしながら英語を学んでいきます。また、興味に応じてピアノも弾いて頂くこともあります。

ご兄弟やお友達と一緒に始めることができますので、是非お誘いください。お一人様でのご応募も可能ですが、2名になるまでお待ちいただくことになります。どうぞお気軽に当教室までお問合せ下さい